保証金について

保証金を利用して取引を行う場合、口座に全体価値の一定割合の資本を預け入れる必要があります。保証金は、取引過程で生じる可能性のある信用リスクを補うために使用されます。ご注意ください、利益や損失はお客様の建玉の全体価値に基づいて計算されます。つまり、お客様の損失は実際に預け入れた保証金額を超える可能性があります。

各商品にあらかじめ定められたレバレッジ制限の範囲内で、それぞれの商品の保証金要件（および保証金比率）は異なり、その一覧は取引プラットフォーム上に表示されます。これらの要件は予告なく変更される場合があります。

マージン比率（保証金割合）

BCRでは、（1ロットあたりの）証拠金要件は変動金額またはパーセンテージで表示されます。

例えば、200：1のレバレッジを使用し、EURUSDの価格が1.18992で、顧客が1ロットのEURUSD（1ロット＝100,000基軸通貨単位）を建てた場合、必要証拠金は594.96米ドルとなります（1.18992 × 100,000 ÷ 200）。

米国株式の証拠金要件は固定の割合（10％）です。もし Apple Inc.（#AAPL）の株価が1株あたり174.54米ドルで、顧客が0.5ロット（1ロット＝100契約＝100株）を取引する場合、必要証拠金は872.70米ドルとなります（0.5 × 100 × 174.54 × 10％）。

上記の例からわかるように、ポジションを建てる際の証拠金要件は、パーセンテージで表される場合には動的に変化することがあります。

レバレッジ

レバレッジとは、証拠金割合を別の形で表したものです。

レバレッジ ＝ 1 ÷ 証拠金割合

例えば、#AAPL の証拠金要件が 10％ の場合、これは #AAPL のレバレッジが 10:1 であることを意味します。

最新のレバレッジ設定については、弊社 BCR の契約詳細をご確認ください。

ヘッジ

ヘッジとは、同時に数量が同じで方向が反対（買いと売り）の建玉を行うことを指します。市場が上昇しても下落しても、顧客のリスクは比較的少なくなります。これには、建玉時に同一商品の同等数量の売買契約を保有する必要があります。ヘッジポジションを保有する場合、証拠金の要件は0となります。

決済／ロスカット水準

お客様の口座における純資産が初回証拠金要件の50%を下回った場合、取引プラットフォームは自動的に未決済注文を強制決済します。取引プラットフォームはお客様口座内の個別ポジションを順次決済し、純資産が既存ポジションを維持できる水準まで回復するまで続きます。どのポジションを決済するかを決定する際には、損失の大きいポジションから優先的に決済されます。

同様に、取引口座内の証拠金が保有ポジション証拠金の50%を超えていなければ、新規取引を開始することはできません。ただし、新規取引が既存ポジションを部分的または完全にヘッジする場合を除きます。常に適切な証拠金残高を維持することを強く推奨します。